Docker Scout の環境変数設定
以下の環境変数を使用して、Docker Scout CLI コマンドおよび対応する docker/scout-cli
コンテナイメージの動作を設定できます。
名前 | 形式 | 説明 |
---|---|---|
DOCKER_SCOUT_CACHE_FORMAT | String | ローカルイメージキャッシュの形式。oci または tar を指定(デフォルト: oci ) |
DOCKER_SCOUT_CACHE_DIR | String | ローカル SBOM キャッシュが保存されるディレクトリ(デフォルト: $HOME/.docker/scout ) |
DOCKER_SCOUT_NO_CACHE | Boolean | true に設定すると、ローカル SBOM キャッシュを無効化 |
DOCKER_SCOUT_OFFLINE | Boolean | SBOM のインデックス作成時にオフラインモードを使用 |
DOCKER_SCOUT_REGISTRY_TOKEN | String | イメージをプルする際にレジストリ認証に使用するトークン |
DOCKER_SCOUT_REGISTRY_USER | String | イメージをプルする際にレジストリ認証に使用するユーザー名 |
DOCKER_SCOUT_REGISTRY_PASSWORD | String | イメージをプルする際にレジストリ認証に使用するパスワードまたは個人アクセストークン |
DOCKER_SCOUT_HUB_USER | String | Docker Scout バックエンドに認証するための Docker Hub ユーザー名 |
DOCKER_SCOUT_HUB_PASSWORD | String | Docker Scout バックエンドに認証するための Docker Hub パスワードまたは個人アクセストークン |
DOCKER_SCOUT_NEW_VERSION_WARN | Boolean | Docker Scout CLI の新バージョンについて警告 |
DOCKER_SCOUT_EXPERIMENTAL_WARN | Boolean | 実験的機能についての警告 |
DOCKER_SCOUT_EXPERIMENTAL_POLICY_OUTPUT | Boolean | ポリシー評価の実験的な出力を無効化 |
オフラインモード
通常、Docker Scout は npm、NuGet、proxy.golang.org などの外部システムと照合して、イメージ内のパッケージに関する追加情報を取得します。
DOCKER_SCOUT_OFFLINE
を true
に設定すると、Docker Scout のイメージ分析がオフラインモードで実行され、外部システムへのリクエストが行われなくなります。
オフラインモードを使用するには、次のように設定します:
$ export DOCKER_SCOUT_OFFLINE=true